中学軟式野球、監督のための采配。バッティング、盗塁、練習のコツ

中学野球の監督のための采配術。野球で指導が難しいキャッチャー技術、バッテリーの盗塁阻止、走塁と盗塁の基本など野球未経験の人でもできる指導のコツや子供に適したストレッチ、スクワット、腕立て伏せ、腹筋などの筋トレで体力をつける知識をまとめました

中学野球。キャッチャーのキャッチングについて。ミットを止める理由

全国の夏の甲子園代表が決定し、惜しくも甲子園出場を逃したチームは新チームに移行しました。先日もある高校の練習試合を観戦しにいってきました。

 

すると、投球練習中のピッチャーがキャッチャーに向かって、

「ミットを止めてほしい」

とお願いしていました。

 

そのやりとりをみていて「投手心理」というのを感じました。

このようにキャッチャーのキャッチング技術は、投手心理を左右するほど重要なものなんです。

f:id:monkox:20160627170949j:plain

 キャッチャーに求める要素は、肩の強さ、足が動く(フットワークの良さ)、配球術、記憶力、リーダーシップ、キャッチングなどあります。

すべて重要ですがこの中で一番重視するのはなにか?

 

それはキャッチングと足が動くことです。キャッチングにはボールを後ろに逸らさないことも含みます。

 

例えば、絶対に盗塁を許さない肩があっても、ボールを簡単に後ろに逸らせばランナーは進塁します。

さらに、三振を奪う高度な配球術があっても、振り逃げされれば意味がありません。

 

まず中学野球で指導すべきは、キャッチングセービング(ボールを後ろに逸らさない)です。

 

キャッチング・セービングが悪いキャッチャーの場合、当然投手に悪影響をあたえます。有利なカウントで追い込んでから低目に投げにくくなり、ストレートも変化球も真ん中に集まりやすくなります。

 

その結果、追い込んでから打たれてしまいます。さらに、あってはいけないことなんですが、ピッチャーがキャッチャーに遠慮して、しっかり腕を振って投げないこともあります。

 

前に捕手(キャッチャー)に必要な要素・条件とは?軟式のコツで説明しましたが、キャッチャーは軽視してはいけません。

 

それではキャッチングについて説明していきます。

 

セービングについては、キャッチャーの基本、ワンバウンドの止め方! 軟式のコツをご覧ください。

 

キャッチングについて

キャッチングで意識しないといけないことは、「ミットを止める」ことです。

初めに「ミットを止めてほしい」とピッチャーがお願いした話をしました。ここで説明する「ミットを止める」とは、

 

ストライクゾーン内とストライクかボールか際どいコース

 

に関してです。では、なぜミットが動くことがいけないのか?

 

キャッチング技術で「ボール球をストライク判定」に変えることは経験上、難しいです。

 

主審は「そこ」をしっかり見ています。

 

仮に、キャッチングで「ボール球をストライク判定」に変わったと思うなら、たまたま、その審判の技術が低いか、ストライクゾーンが広い審判だったかのどちらか。

逆に審判が「ストライクをボール」と判定することはあります。

 

中学野球でたまにみかけるのですが、低目の球をキャッチャーが判断を間違えて、ワンバウンドを処理するようにミットの面を上に向けてキャッチします。

 

その場合、ストライクの高さでも「ボール判定」されることが多いです。

 

今年のプロ野球オールスター戦、古田氏の解説で

「今のいいボールでしたね。キャッチングが良かったらストライクでしたね」

と解説していました。

 

ちなみにキャッチャーは阪神・原口選手で、右バッターのインコースの投球を捕った時に左ひじがミットより高くなりミットが下に動きました。

 

プロの世界でもキャッチングで「ストライクがボール」になることがあるようです。

 

なぜ、このようなことが起こるのか?

それは

捕手が意図的に「ストライク」を「ボール」にするようなキャッチングをしないからです

 

低目の球をキャッチャーが判断を間違えて、ワンバウンドを処理するようにミットの面を上に向けてキャッチした場合、反射的に審判は「低い」とジャッジしてしまいます。

逆に「ボール球をストライク」にしようとミットを動かす選手は過去に多かったですから、主審は惑わされないよう、より厳しく見ているかもしれません。あくまでも想像なんですが。

 

先に話した高校生の話も、ピッチャーは投げていて、ミットが動くことが投球に不利益になっていると感じたり、投げていて「嫌な感じ」があるからこそ「ミットを止めてほしい」と言ったのだと思います。

 

キャッチング指導にあたってはストライクゾーンとストライク付近のボールはミットを止めることを意識させましょう。

 

 

nansiki.hatenadiary.jp