中学軟式野球、監督のための采配。バッティング、盗塁、練習のコツ

中学野球の監督のための采配術。野球で指導が難しいキャッチャー技術、バッテリーの盗塁阻止、走塁と盗塁の基本など野球未経験の人でもできる指導のコツや子供に適したストレッチ、スクワット、腕立て伏せ、腹筋などの筋トレで体力をつける知識をまとめました

中学生野球ストレッチ法!動的・静的ストレッチを理解する。静的編

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ストレッチには動的ストレッチ(ダイナミックストレッチ)と静的ストレッチ(スタティックストレッチ)があります。
指導者の立場として、「なぜストレッチをするのか」を選手に説明できなければ、ストレッチにまじめに取り組んでくれません。
そうならないためにも、今回は静的ストレッチの説明です。

 

静的ストレッチの目的 
 
・関節可動域を広げる。
 
・筋肉の柔軟性を高める。
 
・筋肉に蓄積した、疲労物質や老廃物を排出する。
 
・ケガ予防
 
 
 
静的ストレッチのやり方
 
 
反動を付けずに「ゆっくり」と関節と筋肉を伸ばします。
筋肉が伸び、これ以上曲がらないところでキープして約15秒キープします。
これを2回~3回繰り返します。
 
 
 
静的ストレッチのポイント
 
 
静的ストレッチのポイントは反動がつけずにゆっくり伸ばすことです
それはなぜか?そのためには筋肉の特徴を知る必要があります。
 
 
筋肉の特徴1
 
筋肉は縮みながら関節を動かします。
よって、筋肉には縮もうとする性質があります。
運動後の筋肉はさらに縮もうとします。
筋肉は縮むと、硬くなり、血管を圧迫し血流が悪くなります。
静的ストレッチの目的に「体内に蓄積した疲労物質や老廃物を排出する」とありますが、この疲労物質と老廃物は血液が運びます。
ですから、筋肉が硬くなって、血流が悪くなると疲労がとれません。
 
 
筋肉の特徴2
 
筋肉は反動をつけて急に伸ばすと縮む性質があります。
これを「伸張反射」といいます。
動的ストレッチで説明した「SSC」と同様の働きです。
授業中や電車に座っているとき、ついて居眠りしまい頭が前に落ちたことありませんか?でも、机に頭を打ち付けたり、前に崩れ落ちることはありません。
眠って意識がないのに不思議ですね。
それは、頭が「ガクン」と前に倒れた瞬間、首の後ろの筋肉が急激に伸ばされ、伸張反射が働いたため縮んだからです
 
そのため、静的ストレッチは「ゆっくり」伸ばして伸張反射が起こらないようにすることがポイントになります。
  
 
静的ストレッチにはケガ予防効果がない?
 
カナダで行われた研究によると、ランナー2729人を対象に、「静的ストレッチをするグループ」と「静的ストレッチをしないグループ」の2つに分け、三ヶ月間続けたところ、ケガ発生率に差はありませんでした。
よって、静的ストレッチにケガの予防効果はないと言われています。
 
 
しかし、個人的な見解ですが、この研究はウォーミングアップに静的ストレッチをした場合の研究です。
練習後に静的ストレッチをすることで、筋内の疲労物質を取り除き疲労を回復させる効果があります。
疲労を溜めた状態で練習、試合をしたらケガをしやすくなりますよね。これも立派な予防です。
あくまでも、練習や試合前に限っての静的ストレッチにケガの予防効果がないということです。
 
 
結論
 
静的ストレッチは、疲労回復、柔軟性回復、心身のリラックスのために、練習後や試合後のアフターケアとして取り入れましょう!
試合前の静的ストレッチは、パフォーマンス向上も、ケガの予防も期待できませんから、やめておきましょう!