中学軟式野球、監督のための采配。バッティング、盗塁、練習のコツ

中学野球の監督のための采配術。野球で指導が難しいキャッチャー技術、バッテリーの盗塁阻止、走塁と盗塁の基本など野球未経験の人でもできる指導のコツや子供に適したストレッチ、スクワット、腕立て伏せ、腹筋などの筋トレで体力をつける知識をまとめました

中学野球ストレッチ法!静的・動的ストレッチを理解する。動的編

 

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ストレッチには動的ストレッチ(ダイナミックストレッチ)と静的ストレッチ(スタティックストレッチ)があります。
指導者の立場として、「なぜストレッチをするのか」を選手に説明できなければ、ストレッチにまじめに取り組んでくれません。
そうならないためにも、今回は動的ストレッチの説明です。
ストレッチといえば、練習前と練習後に取り入れているチームが多いと思います。
目的は体を温める事とケガの防止が主ででないでしょうか。
ただ、ストレッチにはもう一つ大切な目的があります。
それは競技パフォーマンスを高めることです
そのためには、静的ストレッチと動的ストッレチを目的によって使い分けることが大切になります。
使い分けを間違えると競技パフォーマンスが低下することがあります。
 
 ストレッチの説明の前に、野球だけでなく、ほとんどのスポーツにも共通する筋肉の特性を説明したいと思います。
これを理解できていないと、適切なストレッチの使い分けができません。
 
 
筋肉の特性「SSC」~筋肉をバネのように使う~
 
「SSC」とはストレッチ・ショートニング・サイクルの略です。
日本語にすると「伸張ー収縮回路」といいます。
日本語にしても意味がわかりにくいですが、簡単にいうと反動です。
「筋肉を強制的に伸ばしてから縮めると大きな力がでる」と言う事です。
 
代表的な例としては、垂直跳びです。
体力テストで垂直跳びをするとき、みなさんはどうしていました?一度しゃがみこんでからジャンプしますよね。
この「しゃがむ」動作がジャンプに必要な大腿四頭筋(太ももの前)、大臀筋(おしり)、腓腹筋(ふくらはぎ)が強制的に伸ばされ、そこから縮むことで力強いジャンプを可能にします。
 
野球のバッティングやピッチングも「SSC」によって打球を遠くに飛ばし、速い球を投げているのです。

 
 
動的ストレッチ目的
 
・体温をあげる
 
・心拍数をあげる
 
・可動域を広げる
 
・SSC効果を高めパフォーマンスを向上させる
 
・ケガの予防
 
 
動的ストレッチのやり方
 
反動を使い肩甲骨を大きく動かしながら肩関節と股関節をリズムよく動かします。
 動的ストレッチは分かりやすく言えば「ラジオ体操」です。
反動とリズムをつけて大きく関節を動かし、筋肉を収縮させることで「SSC」を高めます。
サッカーのウォームアップでみかける、ジョグしながら様々な動作をする「ブラジル体操」も動的ストレッチです。
野球にも是非取り入れてほしいストレッチです。
 
野球動作をうまく取り入れたブラジル体操です。↓

 
 
 
 結論 
 
動的ストレッチ(ダイナミックストレッチ)は練習や試合前に有効です。
動的ストレッチの目的にもあるように、「SSC」の機能を高めパフォーマンスの向上をはかります。
海外の多くの研究で、試合前に静的ストレッチを入れるとパフォーマンスが低下する報告されています。
それは、静的ストレッチが「SSC」の機能を低下させてしまうからです。
 
どうしても故障あけなどで、静的ストレッチを入れたい場合は、動的ストレッチのまえに、静的ストレッチを入れるといいでしょう。